病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「アロプリノール系製剤」の解説
アロプリノール系製剤
《アロプリノール製剤》
アノプロリン(アルフレッサファーマ)
アロプリノール(あゆみ製薬、共和薬品工業、共創未来ファーマ、杏林製薬、キョーリンリメディオ、コーアイセイ、沢井製薬、全星薬品工業、全星薬品、第一三共、第一三共エスファ、高田製薬、武田テバファーマ、武田薬品工業、辰巳化学、鶴原製薬、東和薬品、ナガセ医薬品、日医工、日新製薬、日本ジェネリック、日本ケミファ、ニプロESファーマ、ファイザー、マイラン製薬)
ケトブン(コーアイセイ)
ザイロリック(グラクソ・スミスクライン)
サロベール(大日本住友製薬)
ノイファン(ナガセ医薬品、ファイザー、マイラン製薬)
体内で尿酸がつくられるのを抑える効果をもつ薬です。
慢性の
この薬で、
①錠剤で、食後の服用が原則です。ただし、服用初期には尿酸の結晶が溶け出すため、一時的に痛風発作を誘発させるかもしれないので、初めの1週間は1日1錠を服用するよう指示されることもあります。
1日の使用回数と使用時間・1回の使用量については、医師の指示を守ってください。
また、服用する際は、十分な水(コップ1杯の水)で飲んでください。
②あらかじめ問診の際に、持病・アレルギーなどの体質・現在使用中の薬の有無を医師に報告するとともに、使用前に薬の効果と副作用について医師・薬剤師からよく説明を聞き、注意事項をきちんと守ってください。
とくに、過去にこの薬を服用して過敏症状をおこしたことがある人、妊婦あるいは現在妊娠している可能性がある人は、あらかじめその旨を医師に報告してください。この薬が使用できないこともあります。
③アロプリノール製剤を使用中は1日の尿量を2L以上にするため、摂水量を多くしてください。とくに夏期は水分を十分に補給してください。また、血液検査、肝機能検査が指示されることがあります。医師から指示された検査は必ず受けてください。
④この薬を服用中に痛風が悪化したときは、ほかの痛風治療剤〔コルヒチン製剤、ブコローム製剤〕を併用します。
⑤この薬を服用中に、ほかの薬を使用する必要が生じたときは、医師に相談してから用いてください。
アロプリノール製剤は、シクロスポリン製剤、抗凝血剤、抗てんかん剤のフェニトイン製剤、鉄剤、抗ガン剤のシクロホスファミド製剤などと併用すると、薬の効果が変わったり、副作用が現れることがあります。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報