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器械体操 キカイタイソウ

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デジタル大辞泉の解説

きかい‐たいそう〔‐タイサウ〕【器械体操】

鉄棒平均台跳び箱つり輪などの器械を使ってする体操。→体操競技

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百科事典マイペディアの解説

器械体操【きかいたいそう】

固定された器械・器具を用いて行う体操の総称。歴史的には現在の体操競技の前身。すなわち,ドイツのF.L.ヤーンが1811年に体操場を開設し,その時に設置した器械・器具を用いて行う体操の呼称。
→関連項目徒手体操跳び箱

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大辞林 第三版の解説

きかいたいそう【器械体操】

鉄棒・鞍馬・飛び箱・平均台などのすえつけ器械を使って行う体操。 ↔ 徒手としゆ体操

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

器械体操
きかいたいそう

器械を使用して行うすべての運動をいう。素手で行う徒手(としゅ)体操、用具を持って行う手具(しゅぐ)体操と対比される。従来、器械体操といえば、鉄棒、平行棒、つり輪、あん馬などドイツ体操系統の運動を意味したが、正確には器械を使用して行う運動はすべて器械体操である。つまり、スウェーデン体操系統の肋木(ろくぼく)、横木、つり縄、つり棒、縄梯子(なわばしご)、跳び箱、平均台などのほか、アメリカで発達し日本でも普及しつつあるトランポリンも器械体操に入る。マット運動(マットを使用して行う転回運動)にしても、ドイツその他の国ではすでに器械運動として扱われている。[上迫忠夫]

歴史

器械を使用する運動は、古代ギリシア時代、軍事能力養成を目的とした戦技訓練の課目として取り上げられている。教育的な目的をもって器械体操が登場したのは19世紀に入ってからで、ドイツの体操家ヤーンが、ベルリン郊外ハーゼンハイデの森に体操場を設け、青少年のために鉄棒、平行棒、あん馬、木馬など器械運動の総合的訓練に従事、これが体操競技の基礎を開いた。その後、器械体操はドイツを中心にヨーロッパ各国に普及し、器械に改良が加えられ、技術も進歩して今日の体操競技に発展した。
 現在、体操競技の正式種目は、鉄棒(男)、つり輪(男)、あん馬(男)、平行棒(男)、段違い平行棒(女)、平均台(女)、跳馬(男女)、ゆか運動(男女)である。[上迫忠夫]

日本の器械体操

日本に体操が輸入されたのは明治の初めである。器械体操が競技として初めて組織的に行われたのは明治末期で、慶応義塾、麻布中学校、青山師範学校の間で争われた対抗競技の記録がある。1926年(大正15)に公布された体操要目により、懸垂、跳躍、倒立、転回などの運動が、学校体育の主要教材として全国的に実施された。器械体操が普及発展するにつれて、各大学の対抗競技も盛んになった。1930年(昭和5)全日本体操連盟(日本体操協会の前身)が結成され、体操競技の組織的基盤を確立した。器械体操は筋力の強化、巧緻(こうち)性の養成など身体の支配能力を高めるとともに、勇気、決断力、創造性の育成など精神的効果も大きく、小・中学校の体育では欠かせない重要教材の一つである。また、器械体操に使用される器具は、不良姿勢の矯正にも利用される。[上迫忠夫]

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世界大百科事典内の器械体操の言及

【体操】より

…ここで体操とは,健康で明るい市民生活を営む能力を身につけるために,いろいろな運動を体系づけ,方法化することであり,走・跳・投,レスリング,運搬,水浴など,あらゆる自然的な運動が体操の内容となった。この時点ではまだ徒手体操も器械体操も考えられておらず,視覚や聴覚などの感覚訓練をも含む広義の身体運動を体操と考えていた。今日の体操競技に発展した器械体操は,F.L.ヤーンによって考案されたものであるが,彼は体操ということばをギムナスティクGymnastikからトゥルネンTurnenに改め,統一ドイツ国家を建設するための青少年教育の意味で用いた。…

※「器械体操」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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