アームストロング砲(読み)アームストロングほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アームストロング砲」の意味・わかりやすい解説

アームストロング砲
アームストロングほう

イギリスのウィリアム・ジョージ・アームストロングが 1854年に発明した,火砲を革新した鋼線砲強度と弾力性を高めるために砲身内側に鋼線を螺旋状にはめ込み,砲身内に施条した(ライフルを刻んだ)尾栓式の後装砲。射程精度,発射速度に大きな進歩をもたらした。薩英戦争でイギリス艦隊によって,初めて実戦に使われた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

期日前投票

期日前投票制度は、2003年6月11日公布、同年12月1日施行の改正公職選挙法によって創設された。投票は原則として投票日に行われるものであるが、この制度によって、選挙の公示日(告示日)の翌日から投票日...

期日前投票の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android