イエローナイフ(英語表記)Yellowknife

デジタル大辞泉 「イエローナイフ」の意味・読み・例文・類語

イエローナイフ(Yellowknife)

カナダノースウエスト準州中西部の都市。同州の州都。20世紀初め、金の採掘発展。1991年にダイヤモンド鉱脈が発見された。オーロラが見られる場所として、観光客人気がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「イエローナイフ」の意味・わかりやすい解説

イェローナイフ
Yellowknife

カナダ,ノースウェスト・テリトリーズの州都で,最大都市。人口1万8700(2006)。グレート・スレーブ湖の北西岸に位置する。地名周辺に住むインディアンが黄銅製の道具を用いていたことに由来する。1934年,43年に金鉱が発見されて急速な開発をみた。北極圏まで450km,南方の最大の都市エドモントンまで約1000kmに位置し,エドモントンとは毎日航空便で結ばれている。〈北方遺産センター〉が観光客の注目を引いている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イエローナイフ」の意味・わかりやすい解説

イエローナイフ
Yellowknife

カナダ,ノースウェスト准州マッケンジー地区最大の町。ノースウェスト准州の州都。グレートスレーブ湖北岸,イエローナイフ川河口にある。 1934年豊富な金銀鉱が近くに発見されて以来発展した。第2次世界大戦初期には,生産が低下したが,44~45年に新しい金鉱が発見された。市のエネルギーは,イエローナイフ川の水力発電に依存している。行政商業,教育の中心地。南接のアルバータ州へは,グレートスレーブ湖対岸のヘイリバーからの鉄道と,スレーブ川,アサバスカ川を経てマクマリーへ通じる水路があるが,航空路がいちばんよく利用されている。人口1万 5179 (1991) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「イエローナイフ」の意味・わかりやすい解説

イエローナイフ
いえろーないふ
Yellowknife

カナダ北部、ノースウェスト・テリトリーズの行政中心地。同テリトリーズ中西部、マッケンジー地区の中南部に位置する。グレート・スレーブ湖に注ぐイエローナイフ川右岸河口にある。人口1万6541(2001)。鉱山町で、空港がある。1970年に同テリトリーズ最初の市となった。1934年に金銀鉱が、さらに1945年に新金脈が発見され、カナダ極北地方金産地の中心となっている。永久凍土層に関する研究も行われている。

[山下脩二]

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世界大百科事典(旧版)内のイエローナイフの言及

【グレート・スレーブ[湖]】より

…マスやサケなどの漁獲が行われる。北岸のイェローナイフは,テリトリーズの行政中心であるとともに,金の鉱山としても知られる。1771年イギリス人探検家S.ハーンが湖を発見した。…

※「イエローナイフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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