日本大百科全書(ニッポニカ) 「イギリス領西アフリカ」の意味・わかりやすい解説 イギリス領西アフリカいぎりすりょうにしあふりかBritish West Africa ガンビア、シエラレオネ、ゴールド・コースト(現、ガーナ)、ナイジェリアなど、西アフリカにあったイギリス植民地の総称。これらの国は1808年から1874年にかけてイギリスの植民地となったが、個々別々の植民地、保護領として統治された。唯一の共通機構として、1912年、4地域に共通する西アフリカ・ポンドの発行を管理する西アフリカ通貨委員会が組織されたが、1950年代末から1960年代にかけて各国が独立し中央銀行を設置したため解消した。[中村弘光] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例