バサースト(読み)ばさーすと(英語表記)Bathurst

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バサースト」の意味・わかりやすい解説

バサースト(オーストラリア)
ばさーすと
Bathurst

オーストラリア、ニュー・サウス・ウェールズ州東部の都市シドニー西北西211キロメートル(道路距離)にある。人口2万9858(2001)。東部高地西斜面に位置し、牧羊などの農牧地帯の中心都市。北西の町オレンジとともに地方開発拠点都市に指定され、工場誘致が進められている。1815年入植の同国最古の内陸都市で、36年にはC・ダーウィンが来訪した。1851年に近くオファー金鉱が発見されたことで発展し、85年市制施行。

[谷内 達]


バサースト(ガンビア)
ばさーすと
Bathurst

西アフリカガンビアの首都バンジュル旧称

[編集部]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バサースト」の意味・わかりやすい解説

バサースト(伯家)
バサースト[はくけ]
Bathurst, Earls of

イギリス貴族家柄。ノルマン征服以前からサセックスに定住していたといわれる一族。初代アレン・バサースト (1684~1775) はトーリー党議員,1712年男爵,72年伯爵。2代伯ヘンリー (14~94) は法曹,F.ノース政権で大法官,枢密院議長。3代伯ヘンリー (62~1834) はトーリー党政治家。 1809年以降トーリー党政権で外相,商務院総裁,枢密院議長などを歴任奴隷貿易廃止,カトリック教徒の解放などに活躍した。

バサースト
Bathurst

オーストラリア,ニューサウスウェールズ州東部,シドニーの西北西 211kmにある都市。同国の歴史において内陸開拓の端緒となった都市で,19世紀前半以来の牧羊業,1850年代のゴールドラッシュにより発達した農牧中心都市。 1972年オレンジとともに成長拠点都市に指定され,工業進出が進んだ。人口2万 7207 (1986) 。

バサースト

バンジュル」のページをご覧ください。

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