デジタル大辞泉 「オルギン」の意味・読み・例文・類語 オルギン(Holguin) キューバ東部、オルギン州の都市。同州の州都。正式名称はサンイシドロ‐デ‐オルギン。植民地時代から農業が盛んで、タバコ、サトウキビ、トウモロコシを産する。19世紀の独立戦争の中心地。キューバ革命後は工業化が進んだ。北郊にニッケル鉱山がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「オルギン」の意味・わかりやすい解説 オルギンHolgín キューバ東部の同名州の州都。人口は27万3239(2005)。植民地時代からタバコと牧畜業の中心地として発達し,1868年に始まった十年戦争(キューバの第1次独立戦争)では反乱軍の中心地となった。革命後は都市計画によってまったく新しい都市に生まれ変わり,周辺の工業地帯などによってキューバの重要都市となりつつある。同市にあるレーニン病院はキューバでも最大の病院の一つである。執筆者:加茂 雄三 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「オルギン」の意味・わかりやすい解説 オルギンおるぎんHolguin 西インド諸島、キューバ東部にあるオルギン州の州都。人口30万3389(1999)、29万8466(2019推計)。肥沃(ひよく)な農業地帯を後背地としたタバコ、サトウキビ、コーヒー、トウモロコシなどの集散地で、農産加工、製材、家具製造などの伝統的工業も発達している。19世紀の独立戦争の中心地で、市街にはコロニア(植民地)風の建築物が残っている。北部の外港ヒバラとは鉄道で連絡する。なおオルギン州北部には年産13万トンのニッケル鉱山があり、ニイペ港が積出し港となっている。[栗原尚子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オルギン」の意味・わかりやすい解説 オルギンHolguín キューバ東部の都市。大西洋岸から約 30km内陸のゆるやかに起伏する平野にある。メキシコ征服に加わった H.オルギンによって 16世紀前半に建設された。十年戦争 (1868~78) ,キューバ独立戦争 (95~98) の際,反乱の拠点となり,大きな被害を受けた。現在周辺の農業地帯の中心地で,サトウキビ,タバコ,家畜などの集散,加工が行われる。サンチアゴデクーバの北北西約 100kmにあたり,道路で連絡。北の大西洋岸に外港ヒバラがある。人口 22万 2794 (1989推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「オルギン」の意味・わかりやすい解説 オルギン キューバ東部の都市。植民地時代からタバコ栽培,牧畜業の中心として発達。北北東30kmのヒバラを外港とし,革命後の都市計画によって工業化が進んでいる。キューバ最大の総合病院の一つレーニン病院がある。28万8000人(2012)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by