浄瑠璃(じょうるり)、歌舞伎(かぶき)に登場する人名。日本橋の材木商白子屋(しろこや)の娘お熊(くま)が手代の忠八と密通、婿の殺害を図ったため、1727年(享保12)大岡越前守(えちぜんのかみ)の裁判で死刑になったという巷説(こうせつ)による。処刑のとき黄八丈の着物を着たのが評判になり、城木屋お駒と髪結才三の情話として脚色され、松貫四(まつかんし)、吉田角丸合作の浄瑠璃『恋娘昔八丈(こいむすめむかしはちじょう)』(1775)をはじめ多くの戯曲に扱われた。河竹黙阿弥(もくあみ)の『梅雨小袖(つゆこそで)昔八丈』(髪結新三(かみゆいしんざ))も、その書替狂言である。
[松井俊諭]
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
…新内節の曲名。義太夫節の一部をとって新内化した段物《恋娘昔八丈(こいむすめむかしはちじよう)》(通称《お駒才三(おこまさいざ)》)の一部。同名の義太夫節《恋娘昔八丈》が流行曲となったので,天保~嘉永(1830‐54)のころ,2世鶴賀鶴吉の時代に,その四段目《城木屋》から脚色された。…
※「お駒才三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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