かいこう(読み)カイコウ

デジタル大辞泉 「かいこう」の意味・読み・例文・類語

かいこう

日本の海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)が開発した大深度潜水調査のための無人探査機。平成7年(1995)完成。最大潜航深度1万メートル以上。深海調査研究船「かいれい」を母船とする。母船に曳航えいこうされるランチャー親機)とテレビカメラロボットハンドを搭載するビークル(子機)で構成される。世界で最も深いマリアナ海溝チャレンジャー海淵におけるバクテリア採取に成功。平成15年(2003)、室戸岬沖でランチャーとビークルを結ぶ2次ケーブルが切断し、行方不明となった。

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関連語 曳航 項目

普及版 字通 「かいこう」の読み・字形・画数・意味

弘】かい(くわい)こう

ひろめる。蜀・諸亮〔出師の表〕に宜しく聽を開張し、以て先を光(おほ)いにし、志士の氣を弘すべし。

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】かい(くわい)こう

あぶらがやの縄で巻いた刀のつか。粗末な刀。〔史記、孟嘗君伝〕馮先生甚だし。ほ一劍るのみ。なり。

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宏】かいこう(くわいくわう)

ひろやか。宋・軾〔程正輔の碧落洞に游ぶに次韻す〕詩 何れの時ぞ仙人 來(きた)りて鈞天の聲を作(な)す 胸中 餘地宏多し

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】かいこう

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紘】かいこう

弘。

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逅】かいこう

ゆきあう。

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光】かいこう

光を覆う。

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口】かいこう

笑う。

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甲】かいこう

甲冑

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「かいこう」の意味・わかりやすい解説

かいこう

海洋科学技術センター (→海洋研究開発機構 ) が開発した1万m級の無人潜水探査船。 1995年の完成当初は,姉妹船「ドルフィン 3K」にちなんで「ドルフィン 10K」とも呼ばれた。 1997年までは「しんかい 6500」と同じく「よこすか」を母船とし,以降は「かいれい」を母船としている。母船からのケーブルを動力源とするが,1万mをこえるケーブルは 10t以上の重さになるため,探査船 (ビークル) はランチャーに抱えられて目的の深度まで達し,その後,ランチャーから延びた 250mのケーブルの範囲内で行動する仕組みになっている。 1995年3月 24日,マリアナ海溝南部のチャレンジャー海淵に潜航,着底に成功。水深1万 911mの世界最深部への到達と判定された。

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