ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カシュニッツ」の意味・わかりやすい解説
カシュニッツ
Kaschnitz, Marie Luise
[没]1974.10.10. ローマ
ドイツの女流詩人,作家。ローマで考古学者カシュニッツ=ワインベルク男爵と結婚。以後夫の研究旅行に同行して,イタリア,ギリシア,北アフリカ,トルコなどをたずねる。この体験がのちの創作の基礎となった。自伝的な小説『愛の始り』 Liebe beginnt (1933) ,『エリサ』 Elissa (36) ,短編集『長い影』 Lange Schatten (60) ,『詩集』 Gedichte (47) ,『新詩集』 Neue Gedichte (57) ,夫の死に触発された詩集『あなたの沈黙,私の声』 Dein Schweigen- meine Stimme (62) など。
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