カセトメーター(英語表記)cathetometer

デジタル大辞泉 「カセトメーター」の意味・読み・例文・類語

カセトメーター(cathetometer)

二点間の高さの差を精密に測定する器具目盛りを付けた鉛直の柱に、それを上下する望遠鏡を水平に取り付けたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「カセトメーター」の意味・読み・例文・類語

カセトメーター

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] cathetometer ) 二点間の微妙な高さの差を測定する器械

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改訂新版 世界大百科事典 「カセトメーター」の意味・わかりやすい解説

カセトメーター
cathetometer

相隔たった2点の鉛直距離を測る器械である。望遠鏡を用いて遠方から点の観測を行い,一方の点から他方の点までの望遠鏡の移動距離から求める。2点は必ずしも同一鉛直面内になくてもよい。鉛直に立ち,その表面に目盛をもつ柱と,その柱に沿って上下に滑動できる水平に取り付けられた望遠鏡とからなる。付属している水準器と調節ねじとによって,柱を鉛直に,望遠鏡を水平に調整した後,観測を行う。柱の目盛は通常1mmであり,これをバーニヤで0.05mmまで読み取る。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カセトメーター」の意味・わかりやすい解説

カセトメーター
かせとめーたー
cathetometer

2点の高さの差を精密に測定する器械。鉛直に立てた金属製の柱に沿って上下する望遠鏡を水平に取り付けたもの。鉛直柱は三脚台と付属の水準器によって鉛直に調整し、望遠鏡は上部に取り付けられた水準器によって水平に調整する。測定しようとする点を望遠鏡で望んで視野十字線にあわせ、その高さを鉛直柱の目盛りと付属の副尺で読み取る。次に望遠鏡を上下して他の点にあわせ、その高さを読み取り、前の値との差を求める。

石川光男

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化学辞典 第2版 「カセトメーター」の解説

カセトメーター
カセトメーター
cathetometer

1 m 以上離れた距離から,鉛直線上の2点の高さの差を精密に測る測定器.鉛直に立つ金属製の柱に長さの目盛がつけてある.この柱にそって上下する望遠鏡を水平に取り付け,付属の水準器と調節ねじにより柱を正しく鉛直にし,望遠鏡はこれと直角に調節する.測定しようとする点を望遠鏡の十字線に合わせ,その高さを柱の主尺と付属の副尺を用いて読む.次に望遠鏡を上下して,ほかの点に合わせてその高さを読んで前との差を求める.柱の主尺は1 m のものがある.0.01 mm まで測定ができる.

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百科事典マイペディア 「カセトメーター」の意味・わかりやすい解説

カセトメーター

相隔たった2点の高さの差を測定する器械。目盛(水準器)をつけた鉛直柱と,これに沿って上下(マイクロメーターねじで微動)する望遠鏡からなり,測定すべき2点を望遠鏡で見て十字線に合致させ,それぞれの目盛をバーニヤ(副尺)で読み,差を求める。

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