旧称サンフェルナンドデルバリェデカタマルカ San Fernando del Valle de Catamarca。アルゼンチン北西部,カタマルカ州の州都。コルドバの北北西約 350km,アンデス山脈の東縁をなすアンバト,アンカスティ両山脈にはさまれた河谷にあり,標高約 490m。 1559年スペイン人によって建設されたが,先住民のインディオとの抗争のためしばしば移転,1694年現在地に落ち着いた。肥沃な農業地帯の商工業中心地で,ブドウ,アルファルファ,綿花,穀物,皮革,食肉などを集散,加工する。毛織りのポンチョの特産地としても知られる。風光明美で,冬季の気候が温暖,近くには温泉もあるため,近年観光業が発展してきている。市内には 1694年建造の聖堂と修道院をはじめとする植民地時代の古い建築がいくつか保存されている。鉄道,道路が通り,コルドバ,サンミゲルデトゥクマンなどと結ばれる。人口 11万 489 (1991推計) 。