(E)-N-(4-hydroxy-3-methoxybenzyl)-8-methyl-6-nonenamide.C18H27NO3(305.40).ナス科Capsaicumの果実に含まれ,トウガラシの辛味の原因物質である.白色のりん片状結晶.融点65 ℃,沸点210~220 ℃(1 Pa).λmax 277,281 nm(log ε 7,2.5).エタノール,エーテル,クロロホルムに易溶,水に不溶.皮膚などの局所に適用すると発熱,痛み,炎症が生じる.脊髄にある中枢側末端から神経伝達物質の放出を促進させる.[CAS 404-86-4]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 抜け毛・薄毛対策サイト「ふさふさネット」毛髪用語集について 情報
…果色はカプサンチン,β‐カロチン,ビオラキサンチン,クリプトキサンチンおよびカプソルビンなどのカロチノイド系色素による。辛味成分はカプサイシンほか数種の近縁化合物の混合体で,種子,果皮および胎座部や茎葉に含まれている。 トウガラシについては,古く江戸時代から種々の品種が記載されている。…
※「カプサイシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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