キシレン樹脂(読み)きしれんじゅし(英語表記)xylene-formaldehyde resin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キシレン樹脂」の意味・わかりやすい解説

キシレン樹脂
きしれんじゅし
xylene-formaldehyde resin

熱硬化性樹脂一種。m(メタ)-キシレンホルムアルデヒドとを強酸触媒の存在で反応させると、分子量が500程度の粘い樹脂が得られる。フェノール樹脂に混合して、フェノール樹脂の耐水性の改良などに用いられている。また、アルキド樹脂メラミン樹脂などで変性したものは塗料に用いられる。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android