キノ
きの
keno
ロットlottoやビンゴと同じ系統の賭(か)け事の一種。1880年代に流行し始め、一時は多くの国で行われたが、現在はアメリカのラス・ベガス、韓国などわずかな国のカジノ(公認賭博(とばく)場)で行われているにすぎない。参加者は、1から80までの数字が順次に書いてあるキノ・チケットのなかから好きな数字を選び、賭け金を添えてキノ・カウンター、またはキノ・ランナーとよばれる係員に提出する。選べる数字の数は、1個から十数個までなら何個でもかまわない。選べる数の上限はカジノによって異なるが、12個~15個くらいまでに設定されている場合が多い。抽選は透明なコンテナーから順次に吹き出される20個の数字の書いてあるピンポン玉で行われ、選んだ数字と一定以上一致すれば配当金が支払われる。配当倍率は事前に選んだ数字の数と一致した数字の数による。
[倉茂貞助]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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キノ
Eusebio Francisco Kino
生没年:1645-1711
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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キノ
Kino, Eusebio Francisco
[生]1645.8.10. チロル,セグノ
[没]1711.3.15.
イタリア生れのイエズス会士。北メキシコ,アメリカ南西部の開拓者,探検家。ドイツで教育を受け,1665年イエズス会に入会。 81年宣教師としてメキシコに到着以来各地にミシオン (布教所) を設置し,先住民 (インディオ) の教化と地域開発に努めた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のキノの言及
【樹脂】より
…しかしその一つは,アラビアゴムと名付けられ,化学的組成の8割は多糖である。ユーカリからとれるキノもその種の物質の一つだが,固形分はほかに例のないフラボノイドという物質で,性状はタンニンに近い。
[発生]
樹木は種々の方法で分泌物をだすが,最も普通なのは,細胞間道にたまった分泌物が外部にあふれる場合である。…
【ユーカリ】より
…果実は蒴果で多数の小さい種子がある。樹幹上にキノkinoと呼ばれる赤褐色の樹脂状物質を出すことが多く,そのためこの属の樹木をgumまたはgum‐treeと総称することがある。ユーカリ類はオーストラリアの主要な林木であるので,その材は建築用からパルプ,燃料用にいたる木材のほとんどあらゆる用途に利用されている。…
※「キノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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