ビンゴ(読み)びんご(英語表記)bingo

翻訳|bingo

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビンゴ」の意味・わかりやすい解説

ビンゴ
びんご
bingo

ロットlottoという子供の数字合せから変化したゲーム。賭(か)け事として行われることが多い。縦・横5個ずつ25こまの中央の1こまを除いた24のこまのなかに、1から75までの数字がいろいろな配列で書いてある。それぞれ異なったカードを参加者に配り、主催者がボールか矢で順次に数字を選び出す。参加者は、その選ばれた数字と同じ数字を、自分のカードのなかで縦・横または斜めに一列に消していき、早く5個の数字を消した者が勝ちとなる。アメリカでは5を意味するキーノkenoともいう。ビンゴはビーンズbeans(豆の意)から転訛(てんか)した語で、初めは、数字を消すかわりに数字の上に豆をのせたことによるといわれる。日本には第二次世界大戦後アメリカ軍が持ち込み、一時盛り場で流行した。現在でも忘年会などのパーティー会場で行われ楽しまれている。欧米では博覧会の会場で開催し、その収益慈善事業に寄付することが慣習として行われている。

[倉茂貞助]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビンゴ」の意味・わかりやすい解説

ビンゴ
bingo

遊戯一種。遊び方は各種あるが,一般には1から 75までの数字を書いたボールを1つずつ抽選して,書いてある数字と手元のカードの数字を合せる方法が用いられる。カードには縦横5枡ずつ計 25枡のうち中央の1枡を除いた 24枡に1~75までの数字が書かれており,ボールの数字と合ったときカードの数字を消していく。いちばん先に縦,横,斜めのいずれか1列に5枡連続して消した者が勝ちとなり,賭け金を1人でもらう。日本へは第2次世界大戦後賭博の一種としてアメリカから輸入され一時盛んになった。現在では金銭ではなく景品を争うゲームとして,社内の宴会余興などで盛んに行われている。

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