翻訳|bingo
数を記した球または紙片を取りだし,縦横に任意の数字を記した別紙の上に,現れた数字と合致すると印をつけ,縦または横にはやく合致した数を5個並べた者を勝ちとする遊び。1530年代にイタリアで始まり,18世紀にはヨーロッパに,19世紀には世界各地に広まった。ヨーロッパでは賭博として企業化され,数百人収容できるビンゴクラブがある。ここでは中央に数字表示板を置き,一度に多数がかけられる。イギリスはとくに盛んで女性たちに人気があり,ビンゴゲーム専用列車もある。ビンゴの変型はアメリカでキーノkenoと呼ばれ,5個以上同じ数字が並んだ場合は賞金額が飛躍的に増加するルールになっている。日本では1950年代にアメリカから伝わったが,流行することはなかった。
執筆者:増川 宏一
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ロットlottoという子供の数字合せから変化したゲーム。賭(か)け事として行われることが多い。縦・横5個ずつ25こまの中央の1こまを除いた24のこまのなかに、1から75までの数字がいろいろな配列で書いてある。それぞれ異なったカードを参加者に配り、主催者がボールか矢で順次に数字を選び出す。参加者は、その選ばれた数字と同じ数字を、自分のカードのなかで縦・横または斜めに一列に消していき、早く5個の数字を消した者が勝ちとなる。アメリカでは5を意味するキーノkenoともいう。ビンゴはビーンズbeans(豆の意)から転訛(てんか)した語で、初めは、数字を消すかわりに数字の上に豆をのせたことによるといわれる。日本には第二次世界大戦後アメリカ軍が持ち込み、一時盛り場で流行した。現在でも忘年会などのパーティー会場で行われ楽しまれている。欧米では博覧会の会場で開催し、その収益を慈善事業に寄付することが慣習として行われている。
[倉茂貞助]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新