ぎくぎく(読み)ギクギク

デジタル大辞泉 「ぎくぎく」の意味・読み・例文・類語

ぎく‐ぎく

[副](スル)
物の節目継ぎ目、また、堅い物などがきしむさま。また、その音を表す語。ぎしぎし。「からだの節々ぎくぎく(と)する」
ぎこちないさま。ぎくしゃく。「ぎくぎくした動作
恐れ驚くさま。びくびく。
三上一言に、…―していた」〈葉山海に生くる人々
痛みうずくさま。ずきずき。
「傷はいつまでも―と痛み続ける」〈三重吉小鳥の巣〉
[類語](1きいきいぎいぎいきしきしぎしぎしみしみしみりみりめりめり/(2ぎくしゃくぎすぎすぎこちない

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精選版 日本国語大辞典 「ぎくぎく」の意味・読み・例文・類語

ぎく‐ぎく

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 物の節目などが、角立って折れ曲がっているさまを表わす語。「きくきく」より大きい感じにいう。
  3. なめらかでなく角立っている物が、こすれて動くさまや、音を表わす語。
    1. [初出の実例]「この差し歯の方は、ぎくぎくしないやうに入れて」(出典:歌舞伎・勝相撲浮名花触(1810)序幕)
  4. 言語、動作、態度などが、なめらかでなく、ぎごちないさまを表わす語。ぎくしゃく。きくきく。
    1. [初出の実例]「ぎくぎくして腹を立、さりとは憎き仕方」(出典:浮世草子・風流曲三味線(1706)一)

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