ぎすぎす(読み)ギスギス

デジタル大辞泉 「ぎすぎす」の意味・読み・例文・類語

ぎす‐ぎす

[副](スル)
やせていて、やわらかみやふくらみに乏しいさま。「ぎすぎすしたからだつき」
親しみにくいさま。無愛想で、冷たい感じがするさま。「ぎすぎすした世の中」「性格がぎすぎすしている」
[類語](1ひょろっと長身長躯のっぽ背高八頭身ひょろ長い・立っ端がある・ほっそりひょろひょろひょろり細い痩せる細るせ細るける痩せこける痩せさらばえるやつれる憔悴しょうすいする肉が落ちる痩身痩躯細身やせやせっぽちやせぎすスマートスリムか細いほそやか細細ほそぼそ細め極細細作り華奢きゃしゃ細める着やせげっそりすらりすらっとスレンダーソップ形がりがり痩せ枯れる痩せ衰える/(2ぎくぎくぎくしゃくぎこちないけんけんつんけんつんつん意地悪邪慳じゃけん素気無すげなそっけないつれないよそよそしいにべないけんもほろろ冷たい気がない刺刺とげとげしい・取り付く島も無い・ぶっきらぼうつっけんどんむげにぷいとむしゃくしゃかんかんぷりぷりぷんぷんかちんかっかかりかりかっとぷんとつんと意地悪い・取り付く島も無い・ないがしろ白い目で見るかろんずる

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精選版 日本国語大辞典 「ぎすぎす」の意味・読み・例文・類語

ぎす‐ぎす

  1. 〘 副詞 〙
  2. 愛嬌がなく、かどがあって、親しみにくいさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「何ぞ善い事が有ったナ。常からぎすぎすいふと思ひ此門八に隠すのか」(出典:浄瑠璃・南蛮鉄後藤目貫(1735)二)
    2. 「妙にギスギスした意地の悪さうな人物」(出典:当世少年気質(1892)〈巖谷小波〉三)
  3. やせ細り、かどばっているさま。ふくらみがなく、堅苦しい感じのさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「かたをギスギスしながら膝で歩行(あるい)たり」(出典滑稽本八笑人(1820‐49)初)
    2. 「簡潔に簡潔にと許りやったんぢゃ、固っ苦しいギスギスしたものになっちまひますからね」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生とその兄弟)

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