げろ(読み)ゲロ

デジタル大辞泉 「げろ」の意味・読み・例文・類語

げろ

[名](スル)
嘔吐おうとすること。また、嘔吐物。へど。「げろを吐く」
隠語で、罪状自白すること。「洗いざらいげろする」
[類語]嘔吐反吐へど吐瀉としゃむかむかもたれるむかつく胸が焼ける胸焼け吐き気気持ち悪いむかっとえずく戻す上げる吐く吐き出すつわり悪阻おそ二日酔い悪酔い込み上げるべろんべろんぐでんぐでん

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精選版 日本国語大辞典 「げろ」の意味・読み・例文・類語

げろ

  1. 〘 名詞 〙
  2. 食べた物を胃からはき出すこと。また、そのはき出した物。嘔吐物。「ゲロが出る」のような形で、比喩的に極端な嫌悪感をも表わす。へど。げろげろ。
    1. [初出の実例]「窓側に走りつくよりも早く、ゲロが溢れでてゐた」(出典:故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉五)
  3. 自白をいう、盗人仲間の隠語。〔特殊語百科辞典(1931)〕

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世界大百科事典(旧版)内のげろの言及

【ブランデンブルク】より


[辺境伯領の形成]
 10世紀はじめにドイツ王国が成立すると,国王オットー1世は,ウェンド人に対する防衛のため,この地域に辺境領ノルトマルクを設けた。辺境伯ゲロGero(?‐965)は,940年ごろエルベ川以東を征服し,キリスト教化の拠点として司教座ブランデンブルクを建設したが,その後ウェンド人は反乱をくりかえし,983年,ドイツ人はエルベ川の線まで後退を余儀なくされた。1134年,アスカニア家AskanierのアルブレヒトAlbrecht der Bär(?‐1170)が,このエルベ以西(アルトマルク)の辺境伯に封ぜられると,彼は57年までの間にエルベ川以東のスラブ人を再び服属せしめ,またさかんに北西部ドイツから移民を誘致して村や町を建て,みずからブランデンブルク辺境伯と称した。…

※「げろ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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