込上げる(読み)コミアゲル

デジタル大辞泉 「込上げる」の意味・読み・例文・類語

こみ‐あ・げる【込(み)上げる】

[動ガ下一][文]こみあ・ぐ[ガ下二]
1 喜怒哀楽の激しい感情が沸き上がってきて胸がいっぱいになる。また、こらえきれずにあふれ出る。「涙が―・げる」「怒りが―・げる」
2 胃の中の物が突き上げるように口の方へ出てくる。「吐きけが―・げる」
[類語](1)湧き上がる・湧き起こる・溢あふれる・こぼれる・溢あふれ出る・溢あふれ出す・満ち溢あふれる・はみ出る・はみ出す・湧く・横溢おういつ・充溢じゅういつ・飽和・沸沸ふつふつ・澎湃ほうはい・燃え上がる・旺盛・沸き上がる・沸き立つ・たぎる・みなぎる・みなぎらす・高ぶる・発揚・燃える・燃え立つ・鼻息が荒い・血気に逸はやる・奮い起こす・奮い立つ・もりもり・隆隆・盛ん・鬱然・勃勃・油然ゆうぜん・湧然・むくむく・気を吐く・エネルギッシュ・活発・快活・精力的・脂あぶらが乗る・水を得た魚のよう・情熱的・意欲的・野心満満・精彩・元気・活動的・動的・ダイナミック・エナジェティック・建設的・積極的・肯定的・自主的・発展的・能動的・計画的・前向き・ポジティブ・熱狂的・熱情的・白熱的・激越・狂熱・熱烈・烈烈・熱血・熱っぽい・血が騒ぐ・血気盛ん・パッショネート・ホット・バイタル・バイタリティー・生き生き・溌辣はつらつ・生生せいせい・ビビッド・奮って・自発的・主体的・意図的・進取・進んで・我勝ち・我先・我も我も・しゃにむに・アクティブ・アグレッシブ・自ら・身を以て・ダイレクト・作為・作為的・あえて・えいやっと・我劣らじと・強気・強引・押して・努めて・曲げて・断固・断然・思い切って・伸のるか反るか・思う様・思う存分・存分・思いのまま・力一杯・精一杯・率先・果敢・惜しみない・意気込む・本腰・腰を入れる・入れ込む・ひたむき・肩肘かたひじ張る・勢い込む・気張る・張り切る・腕が鳴る・腕に縒よりをかける・ハッスル・したり顔・自慢顔・自慢たらしい・胸を張る・得意満面・得意顔・有頂天・意気揚揚・鬼の首を取ったよう・欣喜雀躍きんきじゃくやく・意気が揚がる・どや顔・手柄顔・天狗になる・見得を切る・大見得を切る/(2)むかむか・凭もたれる・むかつく・胸が焼ける・胸焼け・吐き気・気持ち悪い・むかっと・えずく・戻す・上げる・吐く・吐つく・吐き出す・反吐へど・嘔吐・吐瀉としゃ・げろ・つわり・悪阻おそ・二日酔い・悪酔い・べろんべろん・ぐでんぐでん

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精選版 日本国語大辞典 「込上げる」の意味・読み・例文・類語

こみ‐あ・げる【込上】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]こみあ・ぐ 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙
    1. ① 水や物などがいっぱいになってあふれ出る。
      1. [初出の実例]「わっちゃアまた有すぎて、ぞろぞろこみあげてくるのを、じっと辛抱して居る其つらさ」(出典:開化自慢(1874)〈山口又市郎〉初)
    2. ② 胃から食物が逆もどりして口の方へ出てくる。また、出てきそうになる。吐き気を催す。
      1. [初出の実例]「逆気でこみあくるほどに不能食ぞ」(出典:史記抄(1477)一四)
    3. ③ 涙や笑いが、押えようとしても押えきれないであふれ出てくる。
      1. [初出の実例]「グウッグッとこみあげる、笑ひを外へもらさじと真赤になって」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)初)
    4. ④ 激しい感情がわき上がってきて、胸いっぱいになる。また、押えられない感情が、あふれて出る。
      1. [初出の実例]「お露は只もう嬉しいのが込み揚げて物が謂はれず」(出典:怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉四)
    5. ⑤ さしこみが起こる。
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
    [ 文語形 ]こみあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
    1. ① 食べたものをもどす。吐く。
      1. [初出の実例]「タベタ モノヲ komiageru(コミアゲル)」(出典:和英語林集成(初版)(1867))
    2. ② しぼりあげる。
      1. [初出の実例]「無念無念とはがみをなし、髪も眉毛も逆立て、五臓六腑をこみ上れは」(出典:浄瑠璃・摂州渡辺橋供養(1748)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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