普及版 字通 「コウ・ひろい」の読み・字形・画数・意味
12画
[字訓] ひろい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(こう)。は肱をまげた形。〔説文〕十二上に「門なり」、〔爾雅、釈宮〕に「門、之れをと謂ふ」とあり、宮中の門をいう。また〔爾雅、釈宮〕に「を止むる以、之れをと謂ふ」とあり、字形からいえばそのような肱木のある門をいうのであろう。それより、大きい、広い、また虚しい意となる。
[訓義]
1. 門、大きな門。
2. 大きい。
3. ひろい、ひろげる。
4. 宏と通用する。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ウチホラ・マトヰル 〔字鏡〕 モトヰ・マコト・ウチホラ・モトヰル・ナル・タル 〔字鏡集〕 タル・ウチホウ(ラ)・マトイル
[熟語]
意▶・衍▶・遠▶・廓▶・言▶・侈▶・然▶・達▶・誕▶・博▶・富▶・弁▶・覧▶・流▶
[下接語]
魁・・深・・登・馮・門
7画
[字訓] ひろい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は亢(こう)。〔説文〕十一上に「(まうかう)、大水なり」とあり、水沢などの果てしなくひろいさまをいう。停蓄する水、また水の流れるさまをもいう。
[訓義]
1. ひろい、果てしなくひろい。
2. さわ、たまり水。
3. 水の流れるさま。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 アマネシ
[熟語]
▶・▶・▶・沢▶・▶・▶・瀁▶
[下接語]
塵・朝・
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報