出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
石油のクラッキングの一つ.重質残油を熱分解して生成した分解軽油を分離し,残った分解残油の滞留時間を長く保つとともに,これを反覆循環して熱分解し,コークス化させる方法.主生成物として分解軽油と石油コークスが得られ,前者は接触分解の原料油に,後者は電極材料の原料にする.工業的方法としては,コークドラムを用いて分解残油のコークス化を促進させるディレード方式と,生成コークス粒を流動床として,この表面上でさらにコークス化を促進させる流動床方式とがある.劣質の重質残油の利用法として応用される.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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…このため,1930‐40年代に,より優れたガソリン生産技術である接触分解法が開発され,普及したため,熱分解ガソリン生産のための熱分解法はすたれてしまった。 しかし,現在でもビスブレーキング法,コーキング法などの石油熱分解技術は工業的に重要なプロセスとして実施されている。ビスブレーキングvisbreaking法は,石油の重質留分,たとえば原油の減圧蒸留の残油を原料とし,比較的ゆるやかな温度条件(たとえば420~450℃)で熱分解し,ガス,ナフサ,分解油,分解残油などを生産するプロセスである。…
※「コーキング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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