コーキング(その他表記)coking

デジタル大辞泉 「コーキング」の意味・読み・例文・類語

コーキング(caulking)

[名](スル)防水などのため、継ぎ目やすきまを埋めること。

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精選版 日本国語大辞典 「コーキング」の意味・読み・例文・類語

コーキング

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] calking, caulking ) 材料の接合部、継目亀裂などにある隙間に、気密水密を保つようにするために詰めるつめ物。

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改訂新版 世界大百科事典 「コーキング」の意味・わかりやすい解説

コーキング
coking

コークスを生ずる化学反応,またはコークスを生産するプロセスをいう。ふつうには石油重質油を約500℃の高温で熱分解し,ガスや分解留出油と同時にコークスを生産する方法を指す。反応器形式により,ディレード・コーキング,フルード・コーキング,フレキシ・コーキングなどの方法がある。これらの方法で生産された石油コークス灰分が少なく,炭素電極,人造黒鉛などの原料となる。
石油コークス
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化学辞典 第2版 「コーキング」の解説

コーキング
コーキング
coking

石油のクラッキング一つ.重質残油を熱分解して生成した分解軽油を分離し,残った分解残油の滞留時間を長く保つとともに,これを反覆循環して熱分解し,コークス化させる方法.主生成物として分解軽油と石油コークスが得られ,前者接触分解の原料油に,後者は電極材料の原料にする.工業的方法としては,コークドラムを用いて分解残油のコークス化を促進させるディレード方式と,生成コークス粒を流動床として,この表面上でさらにコークス化を促進させる流動床方式とがある.劣質の重質残油の利用法として応用される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

家とインテリアの用語がわかる辞典 「コーキング」の解説

コーキング【caulking】

サッシ周りやサイディングの継ぎ目などの小さなすきまに詰める、粘性の強い目地材。また、この目地材を詰めること。シーリング材と同じく、空気や埃、水の侵入や漏れを防ぐために用いるが、特に専用の押し出し機(コーキングガン)を用いて施工する樹脂性のものをいうことが多い。

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百科事典マイペディア 「コーキング」の意味・わかりやすい解説

コーキング

石油精製工程の一つ。重質油を約500℃の高温で熱分解し,分解ガスやガソリンとともにコークスを採取する方法。石油コークスは灰分が少なく,炭素電極などの原料となる。
→関連項目コークス

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リフォーム用語集 「コーキング」の解説

コーキング

気密性や防水性の為施工される隙間を埋める目地材の総称。種類、用途は多くあるが、あらかじめ形が決まっているものをシーリングといい、チューブを専用のガンで押出して施工する樹脂性の物をコーキングという事が多い。

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世界大百科事典(旧版)内のコーキングの言及

【熱分解】より

…このため,1930‐40年代に,より優れたガソリン生産技術である接触分解法が開発され,普及したため,熱分解ガソリン生産のための熱分解法はすたれてしまった。 しかし,現在でもビスブレーキング法,コーキング法などの石油熱分解技術は工業的に重要なプロセスとして実施されている。ビスブレーキングvisbreaking法は,石油の重質留分,たとえば原油の減圧蒸留の残油を原料とし,比較的ゆるやかな温度条件(たとえば420~450℃)で熱分解し,ガス,ナフサ,分解油,分解残油などを生産するプロセスである。…

※「コーキング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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