サラミソーセージ(読み)さらみそーせーじ(英語表記)salami sausage

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サラミソーセージ」の意味・わかりやすい解説

サラミソーセージ
さらみそーせーじ
salami sausage

ドライソーセージ一種ウシブタの赤肉を塩漬(えんせき)して粗びき肉にし、細かく刻んだ豚脂を加え、香辛料を強くきかせ、ラム酒などの洋酒を加えてケーシングに詰めて低温で乾燥させたものである。長時間乾燥させて水分を35%以下にするのと、香辛料を多く使用するためにきわめて保存性が高い。乾燥前に湯煮(ゆに)し、水分を55%以下で35%を超すように仕上げたものはセミドライソーセージに区分され、ソフトサラミソーセージがその代表。薄切りにして、オードブルカナッペ材料、あるいは酒のつまみにする。イタリアンミラノ、ゲノア(イタリア)、ジャーマン(ドイツ)、ハンガリアン(ハンガリー)など、ヨーロッパにはいろいろな種類がある。

河野友美・山口米子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サラミソーセージ」の意味・わかりやすい解説

サラミソーセージ
salame

豚肉牛肉などの畜肉を用いて牛の腸に詰めてつくられるドライソーセージの一種。香辛料としてにんにく,肉桂,にくずくなどを用い,数十日間徐々に乾燥する。長期の保存ができる。カナッペなどの材料として用いられる。

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