サロンドメ

関連語 のん

精選版 日本国語大辞典 「サロンドメ」の意味・読み・例文・類語

サロン‐ド‐メ

  1. ( [フランス語] Salon de Mai 「五月の展覧会」の意 ) フランスの前衛的な画家彫刻家集団。一九四三年に創立。昭和二六年(一九五一)日本初開催。五月展。

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百科事典マイペディア 「サロンドメ」の意味・わかりやすい解説

サロン・ド・メ

〈5月のサロン〉の意味。1945年から開かれたフランスの招待制展覧会。ノン・フィギュラティフ系の作家らを中核とするが,具象作家を擁する一方抽象主義のすぐれた新人にも門戸を開放するなど,戦後フランス美術史上重要な役割を演じ,サロン・ドートンヌに代わって最も権威のある展覧会となった。
→関連項目クートー田淵安一マルシャン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サロンドメ」の意味・わかりやすい解説

サロン・ド・メ
Salon de Mai

毎年5月にパリで開催される美術展覧会で,「5月展」の意味 (→サロン ) 。 1943年にフランスの新進画家たちにより,対独レジスタンス運動の一つとして組織され,45年に第1回展が開かれた。具象・抽象主義を問わず,気鋭の画家たちが参加し,国外の作家や大家の作品も招待されるなど,広い範囲の美術活動をとらえようとする招待展。この展覧会で活躍した主要な画家に H.アルトゥング,P.スーラージュ,L.クートー,M.エルンスト,G.シュネデールらがいる。 51年には「サロン・ド・メ日本展」が東京で開かれた。

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