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さわり

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百科事典マイペディアの解説

さわり

日本音楽用語。(1)義太夫節などで,他種目の旋律様式を取り入れた部分。通常旋律的に美しいので,聞き所と考えられ,転じてクドキ口説)の部分の別称にも。サハリサワリと書く。

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デジタル大辞泉プラスの解説

さわり

佐宮圭の著作。2010年、第17回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞して同年刊行。受賞時のタイトルは「鶴田錦史伝 大正、昭和、平成を駆け抜けた男装の天才女流琵琶師の生涯」。

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世界大百科事典 第2版の解説

さわり

(1)義太夫節の用語。義太夫節の曲の構成部分。もともとの意味は〈他流の節(ふし)に触(さわ)る〉ということで,義太夫節以外の曲節を採り入れた部分をいう。たとえば〈半太夫さわり〉など。しかし,〈さわり〉の部分はこの部分を目立たせるためであったので,それが転じて旋律の美しい部分を指すようになり,本来クドキ呼ばれるところを示し,さらには曲中の聞きどころを意味するようになった。そして,義太夫節以外でも,いろいろなジャンルでその曲の味わい深い部分をあらわしている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

さわり
さわり

かつてはサハリと書いた。雅楽琵琶(びわ)以外の琵琶や三味線の発音特性。琵琶では第一柱(じゅう)が他の柱より高く、弦が振動するとこの柱に断続的に触れて、指で押さえた音高と同時に別の音高が鳴り複雑な音色が生まれる。これをサワリという。三味線でも上駒(かみごま)に支えられていない一の糸が、直接棹(さお)のサワリ山という部分に触れて一種のうなり音を生む。
 また本来、義太夫節(ぎだゆうぶし)で他流の曲節を取り入れた部分をさすが、今日では一段中の聞かせどころの俗称となり、転じて、すべての芸能の聞きどころをさすようにもなった。[卜田隆嗣]

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世界大百科事典内のさわりの言及

【駒】より

…三味線や胡弓では棹の上端に固定させた細長い棒状のものを上駒(かみごま)といい,駒と上駒で弦が支えられている。三味線では一の糸(最低音弦)の部分だけ上駒が省かれており,〈さわり〉(余韻をともなった複雑な音色)のくふうがなされている。三味線では駒の底(台という)の広いものを台広(だいびろ)といい,義太夫や地歌の一部(柳川三味線)で使う。…

※「さわり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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