デジタル大辞泉
「サンタクルーズ諸島」の意味・読み・例文・類語
サンタクルーズ‐しょとう〔‐シヨタウ〕【サンタクルーズ諸島】
《Santa Cruz Island》南太平洋、ソロモン諸島南東部にある火山諸島。主島エンデニ島をはじめ、バニコロ島・ウトゥプア島・ティナクラ島などの主島と小島群で構成され、かつてカヌーによる交易が行われた。森林に覆われ、コプラと木材を産する。中心地はエンデニ島のラタ。
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精選版 日本国語大辞典
「サンタクルーズ諸島」の意味・読み・例文・類語
サンタクルーズ‐しょとう‥ショタウ【サンタクルーズ諸島】
- ( サンタクルーズはSanta Cruz ) 太平洋南西部、ソロモン諸島の南東方に連なる火山島群。主島はヌデニ(エンデニ)島で、ウツプア島、バニコロ島などからなる。木材、ウミガメの甲を産出。
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サンタ・クルーズ[諸島]
Santa Cruz Islands
南西太平洋,ソロモン諸島に属する火山性の島群。サン・クリストバル島の東方450kmに位置し,ヌデヌデ(エンデニ),ウトゥプア,バニコロ,ティナクラの4主島と周囲のリーフ,タウマコ(ダフ)島群などからなる。総面積約1000km2,人口約4000。1595年,スペイン人メンダーニャによりヌデヌデ島が発見され,サンタ・クルーズと命名された。その後,欧米諸国との接触はほとんどなく,近年にいたっている。1923-64年,バニコロ島を中心に,カヌー用材となるカウリマツの開発が行われたが,その後はコプラが重要な産物。主要島には,非アウストロネシア語系(パプア諸語)のメラネシア人が住むが,リーフ,タウマコ島群にはポリネシア人の居住する島がある。ミツスイの羽毛からつくられた赤い羽毛製貨幣が通貨として用いられる。カニのはさみ形の帆をもつ遠洋航海用アウトリガー・カヌーによる交易民として知られたが,現在,遠洋交易は消滅した。
執筆者:秋道 智弥
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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サンタ・クルーズ諸島
さんたくるーずしょとう
Santa Cruz Islands
南西太平洋、メラネシアのソロモン諸島南東端にある火山島群。主島エンデニNdeni島(サンタ・クルーズ島ともいう)以下、ウツプアUtupua、バニコロVanikoro、ティナクラTinakulaの各島からなり、人口合計2万3700(2001推計)。住民はポリネシア系で、外洋航海用カヌーの建造で知られる。主島のグラシオサGraciosa港は優れた避難港である。森林に覆われ、木材輸出が期待される。
[大島襄二]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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サンタクルーズ諸島
サンタクルーズしょとう
Santa Cruz Islands
南西太平洋,ソロモン諸島東端の火山島群。サンタクルーズ島 (ヌデニ島) が最大。中心地はバニコロ島のラタ。 1964年まで木材が切出されていた。コプラを輸出。住民はポリネシア系でカヌー造りの名人として知られる。人口 6243 (1986) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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