シャンピニョン(その他表記)〈フランス〉champignon

精選版 日本国語大辞典 「シャンピニョン」の意味・読み・例文・類語

シャンピニョン

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] champignon )[ 異表記 ] シャンピニオン
  2. (きのこ)のこと。
  3. 茸「マッシュルーム」の別名
    1. [初出の実例]「旅順口の飲食物価表〈略〉精肉とシャンピニオンとを濃汁にて煮たる物 七五」(出典:風俗画報‐二八八号(1904)兵家の錦嚢)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャンピニョン」の意味・わかりやすい解説

シャンピニヨン
しゃんぴによん
champignon フランス語

本来菌類またはキノコを意味するフランス語であるが、日本では欧米の栽培キノコであるマッシュルームだけをさす。マッシュルームはセイヨウ(西洋マツタケともいい、いずれも俗称であり、正式の和名ツクリタケである。ツクリタケの栽培法がフランスで開発されたこと、フランスが「料理の国」であることなどから、マッシュルームと同様にシャンピニヨンの語も日本では使われる。

[今関六也]

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世界大百科事典(旧版)内のシャンピニョンの言及

【マッシュルーム】より

…キノコを意味する英語だが,日本では西洋料理に使われる白い栽培のツクリタケAgaricus bisporus (J.Lange) Pilát(イラスト)をさす。同様にフランス語のシャンピニョンchampignonも広くキノコを意味するのであるが,日本ではツクリタケのみをシャンピニョンと呼んでいる。ツクリタケは担子菌類ハラタケ科のキノコで,傘は5~10cm,最初球形,のち開いて平らとなる。…

※「シャンピニョン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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