シャーロット(読み)しゃーろっと(英語表記)Charlotte

翻訳|Charlotte

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャーロット」の意味・わかりやすい解説

シャーロット
しゃーろっと
Charlotte

アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州南部の商工業都市。人口54万0828(2000)。州最大の都市。ピードモント地域に位置し、綿花タバコなどの集散地であるとともに、ピードモント工業地帯の交通・流通の中心地である。カトーバ川の水力を利用した紡織業が発達し、のちに機械、化学、衣服、食料品、印刷などの工業が盛んになった。1750年ごろ集落が建設され、地名は、イングランド国王ジョージ3世の妻となったシャーロット王妃にちなむ。19世紀初期に近くで金鉱が発見され、1837年から1913年まで連邦政府の造幣局(現在はミント博物館になっている)が開設された。ノース・カロライナ大学シャーロット校、クイーンズ大学、ジョンソン大学の所在地である。

[菅野峰明]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャーロット」の意味・わかりやすい解説

シャーロット
Charlotte

アメリカ合衆国,ノースカロライナ州南部にある都市。ジョージア州アトランタとバージニア州リッチモンドの中間,サウスカロライナ州境近くに位置し,ピードモント地方中部の商業中心地で,同州最大の都市。 1849年カリフォルニアのゴールド・ラッシュ以前は,ここが全国の産金の中心であった。おもな工業は織物,機械,化学製品,食品加工,印刷など。有力銀行の本社があり,金融の中心地ともなっている。 1837年開設された造幣局の建物が博物館として保存されている。ノースカロライナ大学分校をはじめ多くの教育機関もある。人口 73万1424(2010)。

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