日本大百科全書(ニッポニカ) 「スース」の意味・わかりやすい解説 スースすーすSousse 北アフリカ、チュニジア東部の地中海岸にある港湾都市。人口12万4990(1994)。首都チュニスの南南東140キロメートルのハマメット湾に面しており、古くから港町として栄えた。フランス植民地時代に南方のスファックスに鉄道が敷設されるまでは、燐(りん)鉱石の積出し港として発展した。現在は、外国工業製品の輸入港、背後のサヘル地域からのオリーブ油の輸出港である。美しい海岸は観光休養地となり、ホテルが並ぶ。メディナ地区(旧市街)が1988年に世界遺産の文化遺産に登録されている(世界文化遺産)。[藤井宏志] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例