セシルデイ・ルイス(その他表記)Cecil Day Lewis

20世紀西洋人名事典 「セシルデイ・ルイス」の解説

セシル デイ・ルイス
Cecil Day Lewis


1904.4.27 - 1972.5.22
英国詩人,小説家。
元・オックスフォード大学教授。
アイルランド生まれ。
別名Nicholas Balake。
1951〜55年には母校オックスフォード大学の詩学教授を務め、’68年より死去するまで桂冠詩人であった。この間、’30年代にはオーデンスペンダー、マクニースらとともに社会派的な新詩運動をおこし、「磁石の山」(’33年)などマルクス主義の立場からイギリス社会の偽善を告発する詩を書いた。第二次世界大戦後の「イタリア訪問」(’53年)では、政治的情熱から個人的瞑想へと主題を移している。また、ニコラス・ブレイクのペンネームでの「野獣死すべし」(’38年)など20余りの推理小説作品もある。


セシル・デイ ルイス
Cecil Day Lewis


1904 - 1972
英国の詩人,批評家
アイルランド生まれ。
1935年教師をやめて文筆活動に専念。大学時代の同窓生とグループを作り、社会問題の不満をテーマにホプキンズ風の技法で詩を書き、左翼詩人とか反ファシスト詩人といわれ、「羽根から鉄へ」(’31年)、「舞踏の時」(’35年)などを発表。第二次世界大戦後はケンブリッジで「詩のイメージ」(’47年)を講義、オックスフォードの詩学教授、’68年桂冠詩人となる。詩の解説者、啓蒙家としての才能もあり「詩への希望」(’34年)、「詩を君たちに」(’44年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「セシルデイ・ルイス」の解説

セシル デイ‐ルイス

生年月日:1904年4月27日
イギリスの詩人,批評家
1972年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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