セブンイレブン・ジャパン(読み)せぶんいれぶんじゃぱん

共同通信ニュース用語解説 の解説

セブンイレブン・ジャパン

セブンイレブンジャパン 「セブン―イレブン」を展開するコンビニ業界最大手。スーパーイトーヨーカ堂などとともにセブン&アイ・ホールディングス傘下。1973年に米国でセブン―イレブンを手掛ける会社とライセンス契約を結び、74年に東京に1号店を出店した。特定地域に集中出店するため、業界2位のローソンや3位のファミリーマートを大きく引き離す地域がある一方、青森や鳥取など店舗がない県も残る。2014年2月期の売上高は3兆7812億円。

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セブン―イレブン・ジャパン

国内コンビニの最大手セブン―イレブンの運営会社。1974年に東京都江東区に1号店をオープンした。24時間営業に加え、現金自動預払機(ATM)の導入など「近くて便利」をスローガンに全国へ拡大した。2022年度の国内店舗数は2万1402。チェーン全店の売上高(国内)は5兆1487億円。

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

セブン‐イレブン・ジャパン(株)
せぶんいれぶんじゃぱん

日本最大の店舗網を有するコンビニエンス・ストア。1973年(昭和48)にイトーヨーカ堂が世界最大のコンビニエンス・ストア・チェーン「セブン‐イレブン」を展開するアメリカのサウスランド社と日本でのエリアライセンス契約を結び、ヨークセブンを設立して、フランチャイズ方式によるコンビニエンス・ストアのチェーン化事業を開始した。翌1974年に東京都江東(こうとう)区豊洲(とよす)に1号店がオープン。従来の業界の常識を変え、「小分け納品」「年中無休」「定時配送」を実現するために、ベンダー(卸商)の集約化や効率的共同配送の物流システムの構築に努力して、事業を軌道に乗せた。1978年に社名をセブン‐イレブン・ジャパンに改称、1979年に会社設立後6年という短期間で東証第二部に株式上場(1981年に東証第一部に指定替え)した。1980年代にはPOS(ポス)システムの導入により、店舗から「死に筋」商品を排除する単品管理を確立し、1987年に店舗数が3000店を超えた。1989年(平成1)には経営が苦境に陥ったサウスランド社からハワイ事業部58店舗を買い受け、海外店舗をもつことになった。1990年代にはISDN回線を使用した店舗総合情報システムの導入により、物を販売するだけでなく、収納代行など新サービスにも進出した。1999年末には店頭でインターネット通信販売の商品の受け渡しや決済を開始している。2003年(平成15)8月、国内の総店舗数が1万店を超えた。2005年9月持株会社セブン&アイ・ホールディングスの設立により、その子会社となる(持株会社の上場に伴い、同年5月に東証第一部上場廃止)。資本金172億円(2022)、営業総収入約8630億円(2022)。

[中村青志]

『セブン‐イレブン・ジャパン編・刊『セブン‐イレブン・ジャパン――終わりなきイノベーション 1973~1991』『セブン‐イレブン・ジャパン――終わりなきイノベーション 1991~2003』(1991、2003)』

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百科事典マイペディア の解説

セブン‐イレブン・ジャパン[株]【セブンイレブンジャパン】

日本最大のコンビニエンス・ストア・チェーン。イトーヨーカ堂の傘下。米国のサウスランド社のフランチャイズ方式を導入し,1973年ヨークセブンとして創立。1974年に第1号店を東京・豊洲に開業。1978年現社名となり,東証第2部に上場。年中無休体制で,1982年POSシステムを導入。1987年から各種の公共料金収納業務に取り組み,2001年からIYバンク(現セブン銀行)をイトーヨーカ堂と共同で設立し店内にATM機を設置。多数の品ぞろえで日本最大のチェーン店となり,ハワイにも進出している。2004年4月から中国進出(1号店を北京に出店)。本社東京,店舗数1万1310(2006年)。2006年資本金172億円,2007年2月期営業総収入5169億6700万円。2005年9月,イトーヨーカ堂,デニーズジャパンと共同で設立したセブン&アイ・ホールディングス傘下の子会社となり,セブン‐イレブン・ジャパンは上場廃止となった。
→関連項目デニーズジャパン[株]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

セブン-イレブン・ジャパン
セブンイレブン・ジャパン
Seven-Eleven Japan Co., Ltd.

コンビニエンスストア事業の最大手企業。1973年イトーヨーカ堂がヨークセブンとして設立し,アメリカ合衆国のサウスランド(2005年 7-Eleven, Inc.として完全子会社化)とライセンス契約を締結。1974年東京都江東区に第1号店を開店した。1978年現社名に改称。2001年アイワイバンク銀行(セブン銀行)設立に伴い,現金自動預入支払機 ATMの店内設置を開始した。2005年イトーヨーカ堂,デニーズジャパンとともに持株会社セブン&アイ・ホールディングスを設立。日本を中心に,アジア,アメリカ,北ヨーロッパ,オーストラリアでも店舗を拡大する。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 の解説

セブン-イレブン・ジャパン

正式社名「株式会社セブン-イレブン・ジャパン」。英文社名「Seven-Eleven Japan Co., Ltd.」。小売業。昭和48年(1973)「株式会社ヨークセブン」設立。同53年(1978)現在の社名に変更。本社は東京都千代田区二番町。セブン&アイ・ホールディングス子会社のコンビニエンスストア。業界最大手。発祥母体である米国・7-Eleven, Inc.は、現在は同社の子会社。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

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