ベンダー(読み)べんだー(その他表記)Hans Bender

デジタル大辞泉 「ベンダー」の意味・読み・例文・類語

ベンダー(vendor)

売り主。売り手。また、販売会社。特に、OA機器・ソフトウエアなどの販売納入業者システム開発会社をさすこともある。
ベンディングマシン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ベンダー」の意味・読み・例文・類語

ベンダー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] vender, vendor )
  2. 売り手。売り子。販売店。
  3. 自動販売機。「ベンディングマシン」とも。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベンダー」の意味・わかりやすい解説

ベンダー(Hans Bender)
べんだー
Hans Bender
(1919―2015)

ドイツの小説家、詩人、編集者。ミュールハウゼン生まれ。文学史、芸術史の学業なかばにして第二次世界大戦に出征。以後5年間の従軍ののちさらに1949年までソ連捕虜収容所で抑留生活。帰国後学業に復帰する。作家としては処女長編小説『愛という要件』(1954)で戦後の混乱期の青少年の姿、とくに性の混乱を活写、また短編集『狼(おおかみ)と鳩(はと)』(1957)、『渇望の食』(1959)などでは捕虜生活の体験を簡潔で平明な筆致で描いた。ほかに『郵便船で』(1962)などがある。

 一方、1954~1980年、詩人で批評家ワルター・ヘレラーとともに文学雑誌『アクツェンテ』を編集。またケルンの雑誌『マグヌム』その他新聞の文芸欄の編集に携わるほか、多くのアンソロジーを編むなど、若い詩人の才能発掘に多く貢献した。

[青木順三]


ベンダー(vendor)
べんだー
vendor

売り主や行商人を意味する英語。ベンダともいう。小売業においては仕入れ先を意味し、製品の販売会社や販売代理店、販売部や営業部門をもつメーカーのことをいう。フランチャイズ契約では、一般的に本部から加盟店に指定される供給業者をさす。通常、ソリューションベンダーやICT(情報通信技術)ベンダーなどと、販売する製品やサービスの分野と組み合わせて使用されている。また、情報システムの製品販売会社などで1社の製品だけを扱う会社をシングルベンダーとよび、さまざまなメーカーの製品を取り扱い、機能や価格などを顧客の希望に応じて組み合わせてシステムを構築、販売する会社のことを、マルチベンダーmulti vendorとよんでいる。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベンダー」の意味・わかりやすい解説

ベンダー
Bender, Hans

[生]1919.7.1. ミュールハウゼン
ドイツの小説家。第2次世界大戦でソ連軍の捕虜となり 1949年まで抑留された。戦後の性風俗を描いた『愛という要件』 Eine Sache wie die Liebe (1954) ,悲惨な捕虜生活を描いた『渇望の食』 Wunschkost (59) ,短編集『狼と鳩』 Wölfe und Tauben (57) ,『兄弟の情』 Bruderherz (87) などがある。また,雑誌『アクツェンテ』 Akzenteの創刊に参加,新進の育成にも尽力。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ベンダー」の解説

ベンダー

製品のメーカー、または販売会社のこと。基本的には、ユーザーへ製品を提供している会社を指し、開発のみに携わる会社はベンダーとはいわない。ハードウェア・ベンダー、ソフトウェア・ベンダー、システム・ベンダーなどと表現される。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

IT用語がわかる辞典 「ベンダー」の解説

ベンダー【vendor】

製品の販売会社、販売代理店。特に、コンピューターシステムやソフトウェアを納入する業者。◇「ベンダ」ともいう。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

とっさの日本語便利帳 「ベンダー」の解説

ベンダー

アパレル業界では、仕入れ先にあたるメーカーをこう呼ぶ。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

DBM用語辞典 「ベンダー」の解説

ベンダー【vendor】

小売業者が商品を確保するための組織。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android