ドイツの小説家、詩人、編集者。ミュールハウゼン生まれ。文学史、芸術史の学業なかばにして第二次世界大戦に出征。以後5年間の従軍ののちさらに1949年までソ連の捕虜収容所で抑留生活。帰国後学業に復帰する。作家としては処女長編小説『愛という要件』(1954)で戦後の混乱期の青少年の姿、とくに性の混乱を活写、また短編集『狼(おおかみ)と鳩(はと)』(1957)、『渇望の食』(1959)などでは捕虜生活の体験を簡潔で平明な筆致で描いた。ほかに『郵便船で』(1962)などがある。
一方、1954~1980年、詩人で批評家ワルター・ヘレラーとともに文学雑誌『アクツェンテ』を編集。またケルンの雑誌『マグヌム』その他新聞の文芸欄の編集に携わるほか、多くのアンソロジーを編むなど、若い詩人の才能発掘に多く貢献した。
[青木順三]
売り主や行商人を意味する英語。ベンダともいう。小売業においては仕入れ先を意味し、製品の販売会社や販売代理店、販売部や営業部門をもつメーカーのことをいう。フランチャイズ契約では、一般的に本部から加盟店に指定される供給業者をさす。通常、ソリューションベンダーやICT(情報通信技術)ベンダーなどと、販売する製品やサービスの分野と組み合わせて使用されている。また、情報システムの製品販売会社などで1社の製品だけを扱う会社をシングルベンダーとよび、さまざまなメーカーの製品を取り扱い、機能や価格などを顧客の希望に応じて組み合わせてシステムを構築、販売する会社のことを、マルチベンダーmulti vendorとよんでいる。
[編集部]
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