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 ゼ

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デジタル大辞泉の解説

ぜ[五十音]

」の濁音。歯茎の有声破擦子音[dz]と母音[e]とから成る音節。[dze]
[補説]清音「せ」に対する濁音としては、本来、歯茎の有声摩擦子音[z]と母音[e]とから成る音節[ze]が相当するが、現代共通語では一般に[dze]と発音する。しかし、[ze]とも発音し、両者は音韻としては区別されない。古くは[ʒe](あるいは[dʒe][dze])であったかともいわれる。室町時代末には[ʒe]であったが、近世以降[ze]からさらに[dze]に変じた。

ぜ[終助]

[終助]《終助詞「ぞ」に終助詞「え」の付いた「ぞえ」の音変化》活用語の終止形に付く。
親しみを込めて軽く念を押す意を表す。「一服しよう」「うまくいった」「明日までに頼んだ
相手を脅したり、高慢に見下して注意を喚起したりする意を表す。「どうなっても知らない」「つまらんことは言わないほうがいい
[補説]近世後期、江戸語から用いられた。男性語で、ややぞんざいな感じを伴う。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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大辞林 第三版の解説

「せ」の濁音の仮名。歯茎破擦音(または歯茎摩擦音)の有声子音と前舌の半狭母音から成る音節。

( 係助 )
〔上代東国方言〕
係助詞「」に同じ。 「父母が頭搔き撫で幸くあれて言ひし言葉けとば-忘れかねつる/万葉集 4346

( 終助 )
〔終助詞「ぞ」と「え」が重なった「ぞえ」の転である「ぜえ」から。近世後期に成立。男性専用の語で対等または目下の者に向かっていう場合に用いられる〕
活用語の終止形に接続する。
話の内容について軽く念を押す。親しみのこもった言い方。 「さあ、元気で行こう-」 「それじゃ、今の話、よろしく頼む-」
相手を見下したり、つきはなしたりする調子で念を押す。「ですぜ」「ますぜ」など、丁寧語に付いて、皮肉な響きを持たせることが多い。 「そんなこといっても、私は責任持ちません-」 「くだらない話、しないほうがいい-」

( 接尾 )
〔「ごぜ(御前)」の略〕
人を表す語に付いて、尊敬の意を表す。 「あま-(尼前)」

出典|三省堂
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