日本大百科全書(ニッポニカ) 「タナ湖」の意味・わかりやすい解説 タナ湖たなこLake Tana エチオピア北西部、エチオピア高原の溶岩台地上にある、第四紀溶岩による堰止(せきとめ)湖。湖面の標高約1800メートル、面積約3000平方キロメートルで、同国最大の湖である。湖上にいくつかの小島があり、最大深度は14メートル程度にすぎない。南東から青ナイル川が流出し、ナイル川の源泉の一つとなる。流出口にはダムが建設されている。[田村俊和] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タナ湖」の意味・わかりやすい解説 タナ湖タナこLake Tana エチオピア西部の山岳地帯にある同国最大の湖。標高 1830m。湖水面積約 3580km2。ナイル川の水源の一つで,南東端のバハルダール付近からアバイ川 (ブルーナイル川の上流部) が流出する。流出口にダムを建設,水力発電に利用される。南端近くのデク島,デガ島には中世の聖堂があり,湖を横断する定期航路がある。周辺はウシなどの遊牧地。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報