日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダルマガエル」の意味・わかりやすい解説 ダルマガエルだるまがえる / 達磨蛙[学] Rana brevipoda 両生綱無尾目アカガエル科のカエル。以前はトノサマガエルの亜種とされていた。広島県東部から岩手県南部にかけて、すなわち瀬戸内海沿岸、近畿中部、東海、信越、関東、仙台の各地方に分布する。体長約5センチメートル。背面に大形の黒斑(こくはん)があり、2亜種に分けられる。[倉本 満][参照項目] | トノサマガエル 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダルマガエル」の意味・わかりやすい解説 ダルマガエルRana brevipoda カエル目アカガエル科。トノサマガエルに似るが,後肢が短く,背面の斑紋は比較的数が少い。西日本ではおもに低湿地にすみ,形態や体色もトノサマガエルとは明らかに異なるが,トノサマガエルのいない関東地方や仙台平野などでは本種の生息場所も広がり,形態的にもトノサマガエルに近くなる傾向がある。東京などでトノサマガエルと呼ばれているものはすべて本種のことである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報