チャンドラ・ボース

共同通信ニュース用語解説 「チャンドラ・ボース」の解説

チャンドラ・ボース

スバス・チャンドラ・ボース 1897年、インド東部生まれ。マハトマ・ガンジーの英国支配への不服従運動に参加したが、独立闘争で急進路線を取り、穏健派のガンジーらと対立した。ドイツへの逃避行などを経て、1943年に自由インド仮政府を樹立インド国民軍を率い旧日本軍とともにインパール作戦に参加。45年8月に台北で飛行機事故死した。死後遺骨は日本に運ばれ、蓮光寺に引き取られた。事故の真相や遺骨の真贋しんがんをめぐりインドで長年論争が絶えず、遺骨の帰還は実現していない。(ニューデリー共同)

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「チャンドラ・ボース」の解説

チャンドラ=ボース
Subhās Chandra Bōse

1897〜1945
インド独立運動の指導者
1921年,ガンディーの呼びかけに応じ,インド政庁を辞職して反英独立運動に参加した。その後,ガンディーと対立,1939年には国民会議派を除名された。第二次世界大戦中の1941年,枢軸国との協力によるインドの独立を構想,ドイツに渡り対英戦争を支持した。また,日本と協力してシンガポールに「自由インド仮政府」を樹立(1943),インド国民軍を組織してイギリス・アメリカに宣戦した。しかし,1945年に日本が降伏すると連合軍に降伏,台湾で事故死した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャンドラ・ボース」の意味・わかりやすい解説

チャンドラ・ボース
ちゃんどらぼーす

ボース

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

山川 世界史小辞典 改訂新版 「チャンドラ・ボース」の解説

チャンドラ・ボース

ボース

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android