ちょっきり

精選版 日本国語大辞典 「ちょっきり」の意味・読み・例文・類語

ちょっきり

〘副〙
① =ちょきり
長唄名取川(1756)「しかもよいこの情ざかりに、ちょっきりこっきり小女房の、腰もしなへて、やっくるり」
② =ちょきり
※俳諧・口真似草(1656)「こと木より先ちょっきりの一葉哉」
程度や、動きがわずかであるさまを表わす語。すこし。ちょっと。
洒落本遊子方言(1770)更の体「此しんなんざ、(よい)にちょっきり、頬(つら)をつん出したまま、やうやう今に成って来た」
過不足のないさまを表わす語。ちょうど。かっきり。
歌舞伎彩入御伽草おつま八郎兵衛)(1808)序幕「『八郎兵衛さん、そりゃお前、真実かえ』『真実だわな。ちょっきりころびの幕と来やせう』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ちょっきり」の意味・読み・例文・類語

ちょっきり

[副]
過不足のないさま。ちょうど。ぴったり。「ちょっきり一万円の支払い」
はさみなどで勢いよく一気に切るさま。ちょきり。「枝をちょっきりと切る」
[類語]丁度ぴたりぴたっとどんぴしゃりきっかりかっきりきっちりぴったりジャストかっちりしかときちんときちんきちんちゃんとしゃんときりっときちきち正確精確明確確実確か明白

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