テオティワカン遺跡(読み)テオティワカンいせき(英語表記)Pre-Hispanic City of Teotihuacán

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テオティワカン遺跡」の意味・わかりやすい解説

テオティワカン遺跡
テオティワカンいせき
Pre-Hispanic City of Teotihuacán

メキシコの首都メキシコシティーの北約 50km,アナワク高原にある古代都市遺跡。紀元前後から8世紀頃まで栄えたものとみられるが,この都市を築いた民族は不明。南北に延びる長さ 2.5km,幅 40mの「死者大通り」を中心に,太陽軌道と密接な関係にある「太陽のピラミッド」「ケツァルコアトル神殿」「月のピラミッド」など多くの遺跡,彫刻壁画が残る。雛壇のようなピラミッドをはじめとする大型建築は4世紀頃までに完成し,4世紀から7世紀にかけて黄金時代を迎えたものとみられる (→テオティワカン文化 ) 。 1987年世界遺産の文化遺産に登録。

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