スウェーデンの生化学者。カロリンスカ大学で学位を取得。学生時代に血清中の脂性タンパクを発見した。1932年にウプサラ大学準教授になり、ミオグロビンの結晶化に成功、また細胞呼吸におけるチトクロムcなどのヘムタンパク質の研究を行った。1934年からベルリン・ダーレムのワールブルクのもとに留学し、黄色酵素が黄色のリボフラビンリン酸とタンパク質とから成り立っていることを確認した。1937年に母校に戻り、同大学ノーベル医学研究所の生化学部長になった。1955年に酸化酵素の研究でノーベル医学生理学賞を授与された。
[宇佐美正一郎 2018年9月19日]
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