病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「テリパラチド製剤」の解説
テリパラチド製剤
フォルテオ(日本イーライリリー)
骨折をおこす危険性の高い
過敏症状(
そのほか、血中尿酸上昇、頭痛、吐き気、アルカリフォスファターゼ(ALP)上昇、筋痙縮、高尿酸血症、食欲不振、血中尿素上昇などが現れることがあります。このような症状が現れたときは、医師に相談してください。
①自己注射剤で、1日1回、20μgを腹部あるいは大腿部の皮下に注射します。
②この薬は冷蔵庫において2~8℃で遮光保存します。
③高カルシウム血症の人、骨肉腫発生のリスクが高いと考えられる人(骨パジェット病の人、原因不明のALP高値を示す人、小児および若年者で骨端線が閉じていない人、過去に骨への影響が考えられる放射線治療を受けた人など) 、原発性悪性骨腫瘍もしくは転移性骨腫瘍のある人、骨粗鬆症以外の代謝性骨疾患(
④腎障害 、重度の肝障害、尿路結石あるいはその既往歴のある人は事前に医師に報告してください。
⑤使用後数時間で、ショック、一過性の急激な血圧低下に伴う意識消失、けいれん、転倒などが現れることがあります。また使用後数か月以上たってからこのような症状が現れることもあるので、使用後30分はできる限り安静にし、血圧低下やめまいなどが起こったときは、症状がおさまるまで座るか横になってください。
⑥起立性低血圧、めまいが現れることがあるので、自動車運転や危険を伴う作業などは注意してください。
⑦ほかの薬を使う必要がある場合は、必ず医師に相談してください。とくに活性型ビタミン剤、ジギタリス製剤、アルファカルシドール製剤と併用すると血清カルシウム値が上昇したり、不整脈がおこることがあります。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報