デジタル大辞泉 「トリアッチ」の意味・読み・例文・類語 トリアッティ(Palmiro Togliatti) [1893~1964]イタリアの政治家。1921年にグラムシらとイタリア共産党を創立。ムッソリーニ政権下ではソ連に亡命。コミンテルン執行委員となり、国際共産主義運動を指導。帰国後は党書記長・副首相・法相を歴任。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「トリアッチ」の意味・読み・例文・類語 トリアッチ ( Palmiro Togliatti パルミーロ━ ) イタリアの政治家、イタリア共産党の指導者。各国共産党は社会主義の独自の道を探求すべきであるとし、構造改革理論を唱え、国際共産主義運動に大きな影響を与えた。(一八九三‐一九六四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トリアッチ」の意味・わかりやすい解説 トリアッチTogliatti, Palmiro [生]1893.3.26. ジェノバ[没]1964.8.21. ヤルタイタリア共産党の指導者。トリノ大学で法律を学び,第1次世界大戦に従軍。戦後はトリノ大学講師となり,社会党左派に参加。 1921年共産党結成に参画し,同年機関誌編集者,22年中央委員。 26年コミンテルンに出席中,B.ムッソリーニによって共産党が非合法化され,トリアッチを除くほとんどの指導者は逮捕された。亡命中,フランス,ドイツでイタリア共産党の秘密活動を続け,36年エルコリの別名でコミンテルン執行委員として,人民戦線,スペイン内乱などに活躍,第2次世界大戦中はソ連からイタリア向けの放送で反ファシズム闘争を呼びかけた。 44年に帰国,党書記長となり,同年無任所相,44~45年副首相,45~46年法相を歴任,構造改革論を打出し,西ヨーロッパ最大の共産党を育成した。 56年以降スターリン批判の徹底を主張し,国際共産主義 (→国際共産主義運動 ) の民主化と多元化を提唱した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by