ドウガネブイブイ(読み)どうがねぶいぶい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドウガネブイブイ」の意味・わかりやすい解説

ドウガネブイブイ
どうがねぶいぶい / 銅金蚉々
[学] Anomala cuprea

昆虫甲虫コガネムシ科に属する昆虫。日本各地、千島列島朝鮮半島、中国北部、ウスリー川流域に分布する。体長20~24ミリ、卵形背部が膨らみ、暗い銅色の鈍い光沢をもつ甲虫で、夏によく灯火に飛来する。果樹など広葉樹の葉を食べ、幼虫土中で生活するジムシで、木の根を害し、一世代は普通3年である。

[中根猛彦]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドウガネブイブイ」の意味・わかりやすい解説

ドウガネブイブイ
Anomala cuprea

鞘翅目コガネムシ科。体長 20~24mm。体は卵形,一様に銅色で光沢は鈍い。上翅にはほとんど隆条を認めない。成虫ブドウサクラモモなどの広葉樹の葉を食害する最も普通のコガネムシで,捕えると悪臭のある糞を排出する。日本全土,中国北部,シベリアに分布する。

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