ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドードー」の意味・わかりやすい解説
ドードー
Raphus cucullatus; dodo
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翻訳|dodo
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鳥綱ハト目ドードー科に属する鳥の総称。この科Raphidaeの仲間は、インド洋のマスカリーン諸島に3種がいたが、いずれも絶滅した。全長約1メートル、体重は20キログラムを超えた。翼と尾は退化して飛ぶことができず完全な地上性で、木の実などを採食していた。走るのは速かったという。ただ1個の卵を地上に産み、雌雄交代で抱卵した。島に立ち寄った帆船の乗組員たちに食料として狩られ、また持ち込まれたブタに卵と雛(ひな)を食べられ、モーリシャスドードー(モーリシャス島産)は1680年ごろ、レユニオンドードー(レユニオン島産)は1750年ごろ、ロドリゲスドードー(ロドリゲス島産)は1790~1800年に絶滅し、わずかな骨や、船員などの断片的な記録が残っているにすぎない。
[竹下信雄]
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