デジタル大辞泉 「ネソ」の意味・読み・例文・類語 ネソ(Neso) 海王星の第13衛星。2002年に発見された。名の由来はギリシャ神話の海のニンフ。海王星からの軌道距離は平均で4860万キロ、最も離れると7200万キロ(地球と月の距離の約190倍)に達し、太陽系の衛星で最大。非球形で平均直径は40~60キロ。 ねそ 《副詞「ねそねそ」から》鈍重で気が利かないこと。また、そのような人。「大宮司の―殿がいつの間にやらちょろまかし」〈浄・猿丸太夫鹿巻毫〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ネソ」の意味・読み・例文・類語 ねそ 〘 名詞 〙① 刈柴・薪などを束にするのに用いる、クロモジの皮・マンサクの皮・フジヅルなどの称。[初出の実例]「樵夫か山にて薪をゆふ、ゆひそをねそとなづく、如何。答、ねりそ也。和哥にもねるや、ねりそといへり。又云、なはしろの反はなそをねそといへるにや。縄代の義、さもやと覚へ侍べるもの也」(出典:名語記(1275)四)② 植物「がまずみ(莢蒾)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕③ 植物「くろもじ(黒文字)」の異名。〔物類称呼(1775)〕④ 植物「まんさく(満作)」の異名。 ねそ 〘 名詞 〙 ( 副詞「ねそねそ」から ) 言語・動作が重厚・遅鈍であること。鈍重で黙々としていること。また、その人。特に、近世、上方で用いた。ねっそり。[初出の実例]「いふものじゃかならずねそがいひ所」(出典:雑俳・軽口頓作(1709))「顔が美しい故、得てあんなねそがおはごとを仕出し、外に女房子などをこしらへて置くもの」(出典:浮世草子・世間姑気質(1772)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例