アフリカ大陸中央部,中央アフリカ共和国の首都。人口53万(2003)。コンゴ民主共和国(旧,ザイール)との国境をなすウバンギ川(コンゴ川の支流)の河港で,国際貿易の大部分を扱う商業都市である。主要な輸出品はワタ,木材,コーヒー,サイザル麻などの農・林産物で,工業資材や工業製品を輸入する。紡績,食品,ビール,靴,セッケンなどの製造工場があり,ダイヤモンド・カットも行われる。カメルーン,チャドに通じる道路や通信の中心でもある。ウバンギ川をさかのぼってきたフランスによって1889年に建設された都市で,のちにウバンギ・シャリと呼ばれるフランスの植民地の中心となった。1960年に中央アフリカとして独立してからもフランス軍が駐留した。
執筆者:西野 照太郎
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アフリカ中央部、中央アフリカ共和国の首都。同国の南に接するコンゴ民主共和国(旧ザイール)との国境を流れる、コンゴ川の支流ウバンギ川に面した河港都市である。人口62万2000(1999推計)。海港をもたない内陸国中央アフリカで、コンゴ共和国のブラザビルとの間に定期航路をもつバンギは、文字どおり同国の政治、経済の中心地である。ここから輸出されるものとしては、木材、コーヒー、カカオ、ダイヤモンドなどがある。バンギとは土地のことばで「急流」を意味する。1890年、ウバンギ川をさかのぼってきたフランス軍は、この地で川の遡行(そこう)をあきらめ基地を築いた。これがバンギの起源で、こののちウバンギ・シャリ植民地の中心地となった。
[端 信行]
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