パンスバン遺跡(読み)パンスバンいせき

最新 地学事典 「パンスバン遺跡」の解説

パンスバンいせき
パンスバン遺跡

Pincevent site 仏◆Site de Pincevent

フランスSeine-et-Marne県,セーヌ川渓谷のマドレーヌ文化の遺跡で,1.7万~1.2万年前の狩人が,セーヌ川の浅瀬を越えて通って行くトナカイの群れをこの地から見張っていたと考えられる。多くの住居址や石器製作址,骨の廃棄場が発見され,当時の人々の空間の利用方法が復元されている。石器文化はフリント製の石刃・彫器・搔(そう)器・錐など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パンスバン遺跡」の意味・わかりやすい解説

パンスバン遺跡
パンスバンいせき
Pincevent

フランス,パリ南東近郊のセーヌ川畔にある後期旧石器時代の遺跡。 1964年河川工事で発見され,ただちに調査が開始された。マドレーヌ期の住居跡のある遺跡が綿密に調査され,遺跡から得ることのできる情報は細大漏さずに記録された。調査方法は徹底したもので,実物大の模型を作ることに始り,出土状態の克明な記録と写真から遺物の詳細で多面的な分析がなされ,民族学的な成果を参考にした解釈も試みられた。発掘調査の模範とされている。

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