ひずみ(歪)(読み)ひずみ

百科事典マイペディアの解説

ひずみ(歪)【ひずみ】

物体に外力を加えたとき現れる形や体積の変化。つまり物体内の各点の相互位置の変化をいい,物体全体の移動や回転を含めない。縦ひずみまたは垂直ひずみ(物体内に考えた単位長さの線分の変形による伸縮量),せん断ひずみまたは接線ひずみ(物体内に考えた互いに垂直な二平面が変形後もとの直角から傾いた角度),体積ひずみ(物体内に考えた単位体積の変形による増減量)などに分けられる。→ポアソン比ひずみ計
→関連項目剛性率弾性ねじり試験

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世界大百科事典 第2版の解説

ひずみ【ひずみ(歪) strain】

物体の変形の状態を表現する幾何学量で,材料力学において応力と並んで用いられる重要な基本量である。ひずみは基本寸法に対する変形量の比で定義される無次元量であるが,ひずみであることをとくに明示するときにはm/mなどの単位を併記することがある。また数値を100倍し百分率を付して表示する方法もしばしば慣用される。
[微小変形におけるひずみ]
 物体に外力が作用して変形が生ずるとき,その形態には次の2種類がある。

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世界大百科事典内のひずみ(歪)の言及

【弾性】より

…ふつう液体や気体では一般の変形に対しては弾性を示さないが,静水圧による体積の変化に対しては弾性を示す。
[ひずみと応力]
 弾性変形は,外から加えた力により,原子の配置が安定な構造からわずかに変化することによるもので,この変形をひずみと呼ぶ。ひずみには,伸びを表すひずみとずれを表すひずみがある。…

※「ひずみ(歪)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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