六訂版 家庭医学大全科 「ビタミン障害」の解説
ビタミン障害
ビタミンしょうがい
Vitamin deficiency or excess
(子どもの病気)
どんな病気か
ビタミンは、体の代謝を調節して体調を維持するために必要な栄養素です。ビタミンのほとんどは体内で作られないため、食事からとらなくてはなりません。
レトルト食品、ファーストフード、頻繁な外食など食生活が変化していること、朝食をとらない、偏食など不適切な食生活によりビタミン欠乏が起こりやすくなっています。
また、ビタミン欠乏を補おうと、サプリメントなどからビタミンを摂取することで、逆にある種のビタミンが過剰摂取になることもあります。
欠乏症を起こしやすいビタミンはA、B1、B2、ナイアシン、C、Dです。
症状の現れ方
・ビタミンA欠乏
・ビタミンB1欠乏
・ビタミンD欠乏くる病、骨変形
治療の方法
ビタミンを多く含む食品は以下のとおりです。
・ビタミンAニンジン、レバー、マーガリン
・ビタミンB2レバー、ノリ、シイタケ
・ナイアシン青身魚、レバー
レトルト食品やファーストフードに頼らず、3食きちんとバランスのよい食事をとることが大切です。これが守られれば、とくに食品に神経質にならなくてもビタミン欠乏は起こりませんし、サプリメントも必要ありません。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報