デジタル大辞泉
「ファルセット」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ファルセット
- 〘 名詞 〙 ( [イタリア語] falsetto ) 男声の通常の音域より高くて力が弱いつくり声。裏声(うらごえ)。
- [初出の実例]「三味線を合せ、作り声(ファルセット)の微塵もない冴えた声で」(出典:唐人お吉(1928)〈十一谷義三郎〉四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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ファルセット
ふぁるせっと
falsetto 英語
falsetto イタリア語
声楽における発声技法の一種。男性歌手が声域の上限を広げるために用いる高い声。日本では一般に「裏声」とよばれる。16、7世紀のイギリスでとくに重要な発声技法で、これを売り物にする歌手も多く存在した。彼らはメイル・アルトmale altoまたはカウンター・テナーcounter tenorとよばれ、女性のアルトと同じ声域を出していた。しかしカストラート(少年時の声域を保つため去勢した男性歌手)とは異なり、声量の面で力強さを欠くため、今日ではテノール歌手がときおりこの技法を用いる程度である。ポピュラー音楽の世界では男性ソウルシンガーが好んでこの技法を用い、民俗音楽の分野ではスイスのヨーデル、日本の民謡『ホーハイ節』などに使われている。
[アルバレス・ホセ]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ファルセット
falsetto
女声の頭声に似た響きの男声の高い声。邦楽の裏声と共通の声楽技法。ファルセットの際,ストロボスコープで観察すると,声帯の中央部が卵形に開いた状態にある。16世紀の多声音楽では,アルトやソプラノがファルセットによって歌われ,カストラートに対して〈自然な声〉と呼ばれた。こうした習慣は19世紀まで続き,今日でもイギリスの男声合唱〈グリー〉や,音色効果を生かして民俗音楽(スイスのヨーデルなど)に使われている。
執筆者:井形 ちづる
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ファルセット
falsetto
音楽用語。裏声,仮声のこと。男声の最高音域の声区。声帯を部分的に震わせることによって得られる響きで,男声アルト,カウンターテナーとも呼ばれる。ルネサンス時代には合唱曲のソプラノやアルトが好んでファルセットで歌われたが,この習慣は今日イギリスのみに残っている。アルプス地方のヨーデルもファルセット唱法を用いる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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ファルセット[falsetto(伊)]
地声の最高音(head voice)より高い「うら声」のこと。地声の低音域は胸声(chest note, chest tone)と呼ばれる。どんなジャンルでも使うテクニックだが、特に黒人男性ボーカリストがうまく使いこなし、スモーキー・ロビンソンなどが得意としている。
出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報
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百科事典マイペディア
「ファルセット」の意味・わかりやすい解説
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内のファルセットの言及
【ヨーデル】より
…通常の低い胸声と高い頭声,仮声([ファルセット])とを急激に交替させて歌う特別な唱法。音質の転換の点で男声のヨーデルがとくに美しい。…
※「ファルセット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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