ブルーマンデー(英語表記)Blue Monday

デジタル大辞泉 「ブルーマンデー」の意味・読み・例文・類語

ブルー‐マンデー(blue Monday)

休日明けのゆううつな月曜日という意味月曜病

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ブルーマンデー」の意味・読み・例文・類語

ブルー‐マンデー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] blue Monday ) 月曜病。休日明けのゆううつな月曜日という意味。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ブルーマンデー」の意味・わかりやすい解説

ブルー・マンデー
Blue Monday

中世末期ヨーロッパにおいて職人休暇を求める運動のなかで生まれた言葉。中世の職人たちは親方の家に住込みで働いており,朝4時ころから遅いときには夜8時ころまで働いていたし,夜間外出は禁じられていた。中世末,親方になる見通しのない職人を含めて職人の相互扶助組織として兄弟団が組織されたが,集会を開く時間がなかった。すでに789年の勅令において農作業や手工業のみならず,集会も日曜日に行うことは禁じられていたからである。そこで職人たちは月曜日に自分たちの組織の集会を開くことを求め,15世紀にはかなり成功をおさめた。その日を〈青い月曜日〉とよぶ。しかしなぜ〈青い〉とよばれるのかという点については諸説入り乱れており,いまだ定説はない。四旬節の月曜日は〈青い月曜日〉とよばれていた。この日に教会祭壇にかける布が青色だったからであり,この日に人々は集まって宴会を開き飲食をした。そこから宴会をする日を同じ名でよぶようになったという。中・高ドイツ語では青という言葉には〈聖なる〉という意味があり,青い日とは労働をしない日であるとみる者もいる。また青という言葉には空虚,空っぽ,とりとめのなさといった意味もあり,休日あけの月曜日の職人はまさに空虚なぽけっとした状態であったから,この名が生まれたとする者もいる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「ブルーマンデー」の解説

ブルー・マンデー

イギリスのニューウェーブ・バンド、ニュー・オーダーの曲。1983年に発表。全英第9位を記録。同年発表のアルバム「権力の美学」に収録。以後多くのアーティストによるリミックスやカバーバージョンが発表されている。原題《Blue Monday》。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のブルーマンデーの言及

【居酒屋】より

…これは工業化の進展にともなうものであり,労働者層に居酒屋に通う習慣が浸透したことを示す。こうして18世紀の半ばころから労働者層の間に,イギリスでブルー・マンデー,フランスでサン・ランディと呼ばれる,月曜日も居酒屋ですごして仕事をしないという習慣も発生した。この習慣が顕著にみられた都市の一つがパリである。…

※「ブルーマンデー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android